ハーブの効能と効果
自己治癒力を高める
ハーブのチカラを有効に利用してきた伝統的な医学では、病気とはつまり、「心と体のバランスが崩れた状態」だと考えられています。そして、それぞれの状態に適したハーブを単品もしくは複数のハーブの組み合わせで利用し、心と体のバランスを整えることに役立てていました。生活の不摂生や栄養不足、運動不足、ストレスなどが原因となって起こる、いわゆる「現代病」は、自己治癒力を高めることで解消していけることが証明されており、だからこそハーブの効能と効果は、現在盛んに研究されているのです。
自己治癒力を高めるには、自然の恵みを存分に受けたハーブを活用することが大いに役立ちます。病気を治すためによく用いられる「薬」とは、どのような違いがあるのでしょうか。現代人にとってハーブは身近になりつつあります。薬に比べたらハーブの作用は弱いのではないかと思うかもしれません。けれども、薬は既に発生している症状を抑えるためのものであり、心と体のバランスの崩れを根本から治していくハーブとは基本的に役割が異なります。
ハーブは、短期的というよりもむしろ生活に取り入れ長期的に使うことによって、心身のバランスを整えるチカラを発揮します。そして、ストレスを解消して免疫力を強めるというハーブのチカラは、免疫力が低下しがちな現代人にとって、体の根本からバランスを整えるという側面からも有効です。
活性酸素の除去
最近、「抗酸化作用」というコトバを耳にする機会が増えています。酸化とは、活性酸素の発生により、その活性酸素が体内の細胞と結びつき細胞を傷つけることをいいます。ハーブには、酸化を防ぐという効果があります。
酸化の種類 ・ 皮膚の酸化・・・シミやシワになる
・ 血管の酸化・・・動脈硬化など成人病の一連とされる症状が起こる
・ 脳の酸化 ・・・痴呆症
活性酸素発生の原因は?
老化の原因物質である“活性酸素”は、人間が生きていく上で必要な食物によって生まれます。栄養素と呼吸によって得られるエネルギーは、酸素を体内で燃焼させて作られるのです。しかし、このときすべての酸素が燃やしきれず発生してしまう物質が“活性酸素”なのです。
酸化を防止するハーブ
何百種類ものハーブに共通する有効成分が「酸化防止作用(いわゆる老化防止作用)」です。日常生活にハーブを取り入れることによって、シミやシワ、生活習慣病(成人病)等を予防することが可能です。ハーブティーには活性酸素を除去する酸素SOD(活性酸素除去酵素)が多量に含まれているので、食後のハーブティーは酸化防止に非常に有効です。


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